夏野菜で夏バテ対策!(トマト編)
夏野菜シリーズも後半に突入しました! 以前、夏バテ対策として夏野菜をとることをご紹介しました。今回は夏野菜の一つ、トマトについて詳しくみていきたいと思います(╹◡╹)♪
【トマト】
生でも加熱してもおいしく食べられるトマト。
中華、洋風はもちろん和風味にも合います。
豊富に含まれる抗酸化成分のリコピンは、夏の紫外線対策に役立ちます。
☆トマトのポイント
・うまみの多い水分を生かしたおかずに
・中華、洋風のほか和風味もおいしい!
・加熱して甘みをアップさせて
トマトの栄養の何が夏バテに効果があるの?
まず始めにトマト1個165g(Mサイズ)に含まれる栄養素を見てみましょう。
・ビタミンA 74.25μg ・ビタミンB1 0.08㎎ ・ビタミンB2 0.03㎎ ・ビタミンB6 0.13㎎ ・ビタミンC 24.75㎎ ・ビタミンE 1.49㎎ ・カリウム 346.5㎎ ・リコピン 4.95㎎ ・クエン酸 0.49㎎
このほかにも色々栄養素がありますが、
このなかで夏バテに効果のあるとされている栄養素は、
ビタミンB1・B2・カリウム・クエン酸 これらの栄養素が効果があります。
ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも言われていて、炭水化物(糖質)の代謝を促し、エネルギーを作る手助けをしています。足りなくなると疲労感や倦怠感、食欲不振などの夏バテ特有の症状が出てきてしまいます。
ビタミンB2は三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を体内で分解して、エネルギーに変える働きがあり、足りなくなるとこれも同じように夏バテ特有のダルさが出てきます。
カリウムはエネルギー発生にも関与するミネラルの1つで、心臓や筋肉機能を調整したり、細胞内液の浸透圧が一定に保たれるように調節する働きがあります。カリウムが不足すると筋力が低下して脱力感などの夏バテ特有の症状が出ます。
クエン酸は食品に含まれる酸っぱいという酸味成分の1つとされていて、速攻性のある効果として食欲の増進があります。酸っぱさで唾液が過剰に分泌され、さらに胃液も出るので、胃が活発に動くようになり食欲がUPします。また、疲労や肥満の要因となる乳酸や脂肪を分解&燃焼してくれるので、疲労回復の効果があるとされています。
トマトと聞くと「リコピン」のイメージがある方もいらっしゃると思いますが、リコピンとはβ-カロチンの約2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる強い抗酸化作用があることで注目されていて、肌が美白になる、若々しさを保つ、カラダの調子を整える、という効果があります。
トマトの効果的な食べ方とは?
トマトには夏バテと、強い抗酸化作用による美白効果があると言うことがわかりましたね。
そんなトマトですが、大きさが違ったり、色が違ったり、色々な品種があります。
トマトの効果的な食べ方をするにはどれを選んだらいいのでしょうか?
まずは大きさからいきましょう。
普通のトマトとミニトマト(プチトマト)がスーパーでも売られていますが、全体の栄養素の含まれる量は断然ミニトマトの方が多いです!100gあたりのリコピン含有量はトマトの210mgに対してミニトマトは290mg、ビタミンB2はトマト0.02mgに対してミニトマト0.05mgと倍以上。その他の栄養素もミニトマトの方が多いというデータがあります。
じゃあミニトマトを食べよう!
と思いますが、ミニトマトにもいろいろあって、色が赤や黄色、緑、紫などの種類があるのは知ってますか?ミニトマトを食べるならどの色の物を食べるといいのでしょうか?色は違いますが含まれる栄養素は1つを除いてほとんど変わりません。ただ、リコピンの含有量は色によって左右されます。リコピンの量は色が赤く熟していく過程で大幅に増加して行くので、より健康を意識する場合は赤い物を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、トマトの栄養の何が夏バテに良いのか、トマトのより効果的な食べ方をご紹介しました。
今年の暑い夏はトマトを食べて乗り切りましょう!^^