【コラム】血圧と減塩のギモン①
寒気がやってきて冷え込みが厳しいですね。
北九州では今季初めて雪が積もりました。皆さまくれぐれも体調や事故にはお気をつけて下さいね。
さて今回は血液コントロールについてお話していきたいと思います。
血液コントロールがなぜ重要なのか、減塩はどのくらい効果的なのかなどみていきたいと思います。
Q.血圧はなぜ高くなるの?
A.血液の流れをよくする大事な仕組みだからです。
私たちの体には、本来、血液を一定範囲に保つしくみが備わっています。それは、全身につねに血液をめぐらせるためです。体の各所には血流のぐあいを感知するセンサーがあって、血流が悪くなったときには、「もうちょっと血液の流れをよくしてほしい!」というメッセージを発信し、神経やホルモンの働きを活性化して血液を上げることで、血液の流れをよくします。
ところが、この神経やホルモンがなんらかの理由で働きっぱなしになり、バランスをくずすと、血圧がつねに高い状態をもらしてしまいます。それが高血圧です。
高血圧には、原因がわかっているものとわかっていないものがあります。約90%は原因のわからない高血圧で、遺伝や体質、食塩のとりすぎや運動不足などの生活習慣、加齢などがかかわっていると考えられています。高血圧が続くと命の危険にもつながりますが、高血圧自体は自覚症状がほとんどないので、放置されがちです。
日本の高血圧患者は、なんと4.300万人にも上ると推定されています。
高血圧は自覚症状のないまま進行していくので、まずは自分の血圧に意識を向けてみましょう(^-^)