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抹茶と肌と紫外線


 日差しが強くなく季節、女性にとって気になる紫外線。じつは5,6月でも晴れた日は真夏よりも紫外線量が多いこともあることはご存知ですか?(╹◡╹)

 紫外線には、パワーが強く真夏の強い陽射しに多いB波と、パワーは弱いものの量が多く、冬でも量が減りにくい上、窓ガラスも通過するので一年を通じて浴びやすいA波があります。紫外線は肌で活性酸素を発生させます。活性酸素はシワの原因です。活性酸素は、赤外線やパソコンなどのブルーライトでも発生することもわかってきました。

 肌シミを抑制するには紫外線をあまり浴びないことが大切です(※)。紫外線量は日傘や帽子で約半分、サンスクリーン剤では数十分の1まで減らすことができますが、併せて活用したいのが経口摂取できる植物由来の抗酸化物質(活性酸素を除去する物質)です。

緑茶(抹茶)は、紫外線から茶葉を守るため、抗酸化物質であるポリフェノール(茶カテキン)を多く含んでいます。ポリフェノール(茶カテキン)を多く摂ると、紫外線による肌ダメージが軽減できたという報告や、ポリフェノール量の多い飲料のコーヒーと緑茶、両方の摂取量が多いと、紫外線のシミが少なくなるという調査結果も発表されました。抗酸化力の強いポリフェノール摂取はシワの予防への期待も持たれています。

緑茶の中でも、茶葉そのものを飲む抹茶は、煎茶の約2倍のポリフェノールが摂取できます。効率よく美味しく抗酸化物質が摂れる抹茶は、女性の美肌作りにますます注目されています!

(※)紫外線B波にはビタミンDを作る働きがありますが、ビタミンDは普段の食事から摂る事が重要です。真夏の昼ごろ日焼け止めなしで両腕と顔を出すと約3分で十分なビタミンD(10μg)が生成されますが、紫外線が弱く肌の露出が少ない1月では約50分かかると言われています。

【お話のポイントまとめ】

・紫外線は直接、あるいは活性酸素を通じて間接的に、肌シミの原因になる。

・肌シミ抑制には、紫外線を浴びすぎないことが第一。(サンスクリーン剤が最も効果的)

・抹茶(煎茶)に含まれる茶カテキンの摂取で、活性酸素の働きを抑え、肌シミなどを防ぐ可能性が注目されている。

今回は化学的に話をしていったので、少し難しいなと感じた方もいらっしゃったかもしれません。そう思われた方は上記のポイントを押さえてみてください(*^^)


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