プーラビダ流DX戦略&組織づくり
1. 理念の原点:プーラビダ(純粋な人生)とは 私たちの社名「プーラビダ」は、スペイン語で「100%の生き方」を意味します。 私がこの会社で実現したいのは、「プーラビダメンバー(社員)を含めた、すべての方に100%の生き方を」届けることです。 看護を必要とする方が最期まで自分らしく生きること。そして、それを支えるメンバーもまた、専門職としての誇りを持ち、自分らしい人生を歩めること。この両立こそが私の使命です。 2. 直面した危機と、決断 しかし、現実は過酷でした。深刻な人手不足、膨大な書類業務、そして疲弊していくメンバーの笑顔。 「このままでは、理想のケアを続けることができない」 私はこの危機を乗り越えるため、デジタル技術(DX)を経営の核に据える決断をしました。それは単なる効率化のためではなく、「メンバーを事務作業から解放し、利用者様と向き合う本来の看護を取り戻すため」の挑戦でした。 3. 「誰一人取り残さないDX」がもたらしたもの 私たちが大切にしているのは、「誰一人取り残さないDX」です。 最新のAI(Gemini)やクラウドツールを導入す


【公表】プーラビダ流・デジタル活用行動指針 〜すべての方に100%の生き方を届けるために〜
プーラビダ株式会社では、「プーラビダメンバーを含めた、すべての方に100%の生き方を」という経営理念を実現するための重要なパートナーとして、デジタル技術とAIを活用しています。 私たちがどのようにデジタルと向き合い、何のために技術を使うのか。 スタッフ一人ひとりが迷わず行動できるよう、以下の「デジタル活用行動指針」を定め、ここに公表いたします。 プーラビダ・デジタル活用行動指針 1. 「人のため」の効率化を追求する(Human-First Efficiency) 効率化は、楽をするためではなく、利用者様や仲間と向き合う「時間」と「心のゆとり」を生み出すために行います。事務作業をデジタルやAIに任せることで、私たちは人間にしかできない「心の通ったケア」に100%集中します。 2. 「一人も取り残さない」学びを大切にする(Inclusive Growth) デジタルの習熟度は人それぞれです。私たちは、得意な人が苦手な人を助け、全員がテクノロジーを自分の味方にできるまで共に歩みます。ITスキル以上に、「より良いケアを届けたい」という想いを大切にします。
DXの成功は「数字」だけで測れるか?〜訪問看護の現場を変えた、プーラビダ流・3つの達成度指標〜
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を、最近あちこちで耳にするようになりました。 便利なツールを導入し、効率化を進める。それはもちろん大切なことですが、私たちプーラビダ株式会社にとって、DXは単なる効率化の道具ではありません。 私たちの社名「プーラビダ」は、スペイン語で理念にもなっています。 私たちの理念は、 「プーラビダメンバーを含めた、すべての方に100%の生き方を」というものです。 この理念を、忙しい現場でどう守り抜くか。その挑戦の過程で見えてきた、私たちの「DXの達成度」を測る3つの指標についてお話ししたいと思います。 1. 「時間」の指標:AIと協働し、ケアの時間を取り戻す 訪問看護の現場で最もスタッフの負担になっていたのは、訪問後の「報告書作成」でした。 私たちはGoogle Workspaceを基盤とした自社ポータル「ほぽたくん」を構築し、さらに生成AI(Gemini)を実務に組み込みました。その結果、驚くべき変化が起きました。 報告書作成時間:1時間 → わずか5分(90%削減) 1日の訪問件数:2〜3件 →




