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鉄欠乏性貧血の対処法②


栄養コラム

 前回は鉄欠乏性貧血の概要についてお話しました。続けて今回は、栄養ケアの実際についてみていきたいと思います。

栄養ケアの実際

 原疾患に起因した鉄欠乏の場合は、原疾患の治療をすすめたうえで、食事療法の方針を決めます。

 これらを除外した鉄欠乏性貧血では、造血機能の低下をもたらします。夜更かし、寝不足を避け、偏った食生活を是正し、適正なエネルギー、たんぱく質、ビタミンCとともに十分な鉄の補充を図る。重症な鉄欠乏性貧血の場合は、鉄剤を服用するとともに食事療法を行います。また、鉄剤を服用する場合は、食事の前後1時間くらいは、鉄を不溶化にし吸収を阻害する緑茶、紅茶、コーヒーは避けましょう。

(1)栄養ケアプラン

 年齢、性別、身体活動レベルによって摂取量が異なる為、調整する必要があります。

(2)栄養ケアの実施

 第1段階として、誤った食生活や生活習慣を見直し、バランスのとれた食生活を送ります。第2段階としては、造血機能を高めることを目的として、高エネルギー、高たんぱく質、十分な鉄の供給を図りましょう。

 

 鉄分不足だと、鉄を補うことだけに目がいってしまいがちですが、バランスのとれた食生活がまず第1ということなんですね!次回は食品についてみていきたいと思います(╹◡╹)


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