top of page

職員と歩んだ試行錯誤の1年。北九州市DX大賞グランプリという過分な評価を頂いて、今思うこと

  • プーラビダ
  • 1月23日
  • 読了時間: 3分

先日発表された「北九州市DX大賞」にて、身に余ることに弊社がグランプリを受賞いたしました。

正直なところ、私たちが行ってきたことは、決して派手なシステムを導入することでも、最新のIT技術を誇ることでもありません。この1年間、現場の職員が少しでも楽に、そして利用者様へのケアに集中できるようにと、Google WorkspaceやGeminiを手に「目の前の課題」に必死に向き合ってきただけでした。

「自分たちの取り組みは、世の中から見てどうなんだろう?」 そんな、現在地を確認する『健康診断』のような気持ちで応募したのが本音です。ですから、このような評価をいただけたことに、私自身が一番驚き、そして身の引き締まる思いでいます。


【「何がすごいの?」という職員の反応が、私にとっての勲章】

受賞の報を伝えた際、職員たちは喜んでくれつつも、どこか「ピンと来ていない」様子でした。「普段やっていることが、そんなに珍しいことなんですか?」という反応です。

しかし、私はその姿を見て、心の底から嬉しくなりました。 DXが「頑張って使う特別なもの」ではなく、鉛筆や消しゴムのように、呼吸するように当たり前の「日常」になっている。これこそが、私たちが目指してきた「現場に馴染むDX」の完成形だと思えたからです。もちろん改善点はまだまだあります。


【AIは「時短」のためではなく、「心を通わせる」ために】

今回、特に評価をいただいたのが生成AI(Gemini)の活用です。 私たちは単に「報告書を早く書く」ためだけにAIを使っているわけではありません。

一番の効果は、「初対面の方にお会いする前から、その方の物語を網羅的に理解できるようになったこと」にあります。

膨大な過去の記録やアセスメント資料をGeminiが整理し、要点をまとめてくれる。看護師は訪問前に、利用者様の歴史や背景を深く頭に入れた状態でドアを叩くことができます。この「心の準備」が、現場での会話の質を深め、看護の平準化をもたらしてくれました。 テクノロジーによって、より「人間らしい」看護に時間を割けるようになった。これこそが、私たちが実感している最大の恩恵です。


【評価いただいた「身の丈のDX」】

審査の過程で、以下の3つのポイントを評価していただきました。

  1. 身近なツールを使い倒す: 高価な専門ソフトではなく、月額千円程度のGoogleツールを活用した「再現性」。

  2. 現場主体のボトムアップ: 経営陣の押し付けではなく、職員自らが「楽になるために」知恵を出し合ったプロセス。

  3. 三方よしの実現: 赤字からのV字回復(適正な利益)と、離職率の大幅な低下(職員の幸せ)の両立。

北九州市による公表です👇



【おわりに:一歩ずつ、地域のために】

今回の受賞は、私たちのやり方が間違っていなかったという「励まし」をいただいたのだと思っています。

「医療・介護・障害福祉に携わる人が幸せになり、適正な利益を得て、地域に貢献する」 この志に向かって、これからも奢ることなく、現場の職員と一緒に一歩ずつ歩みを進めてまいります。

私たちの試行錯誤の記録が、同じ悩みを持つ全国の事業所様の小さなヒントになれば、これ以上の喜びはありません。


プーラビダ株式会社 代表取締役 浦濱 広太朗


 
 
 

コメント


アーカイブ

©2025 プーラビダ株式会社

bottom of page