【コラム】骨粗鬆症対策
11月ももう終わりますね。弊社では年賀状の作成も始まり、今年もあとわずかだなと実感しています。
さて今回は閉経後の女性や高齢者は特に注意したい、骨粗鬆症対策についてお話ししていきたいと思います(^-^)
骨粗鬆症は骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気で、予防にはカルシウムを十分にとる必要があります。カルシウムやその吸収を助ける栄養素が多い豆類を活用しましょう。
閉経後の女性や高齢者は注意
骨には骨芽細胞という新しい骨を作る細胞と破骨細胞という骨を血液に溶かす細胞があります。この2つの細胞の働きで骨は常に作りかえられており、骨吸収が骨形成を上回る状態が続くと骨密度が低下し、さらに進行すると骨粗鬆症になります。
女性ホルモンには骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあるため、女性ホルモンの分泌が減る閉経後の女性ホルモンの分泌が減る閉経後の女性には骨粗鬆症の人が多くみられます。男性も高齢になると骨量が減りやすく、若いうちから骨をじょうぶにしておくことは男女ともに重要です。
カルシウムとその吸収をよくする豆類を取り入れて
骨粗鬆症の予防にはカルシウムを不足させないことが第一ですが、食品に含まれるカルシウムの吸収率は5~40%で、食品やその人の年齢、性別などによって変動します。
カルシウムと一緒になって働くマグネシウムを同時にとることも重要です。カルシウムの吸収を助けるたんぱく質、ビタミンD、Kをとること、適度な運動も骨をじょうぶにするためには欠かせません。
カルシウムの吸収を助けるたんぱく質を多く含む豆類の中で、いんげん豆、ひよこ豆、花豆はカルシウムが豊富なうえ、マグネシウムも含み、骨粗鬆症対策に有効な食材です。
骨粗鬆症に効果のある食事のポイント
①カルシウムの多い食品をとる
・カルシウムは骨の主成分
カルシウムが多い食品:乳製品、小魚、青菜、豆類など

②マグネシウムの多い食品をとる
・マグネシウムはカルシウムの働きを助ける
マグネシウムが多い食品:海藻などの乾物、豆類、ナッツなど

③カルシウムの吸収を助ける栄養素をとる
・たんぱく質、ビタミンD、Kはカルシウムの吸収を補助する
たんぱく質が多い食品:肉、魚、卵、豆類、乳製品など
ビタミンDが多い食品:魚、乾燥きのこ類など
ビタミンKが多い食品:緑黄色野菜、抹茶など
下記のポイントにあるようにカルシウムは毎日の食事から継続的にとることが重要です。カルシウムを多く含む食品と豆類を組み合わせたおかずを取り入れて、日ごろから骨粗鬆症対策に取り組みましょう(^-^)