【コラム】腸活で心身共に健康に
最近、腸活という言葉をよく耳にしませんか?
腸は主にお通じに関連した器官というイメージが強いですが、ここ最近の研究では、それだけの単純なものではなく、私達の心身の健康にとても重要な意味を持つ器官だということがわかっています。
実際に、腸の調子が優れないと、何となく気分が沈んだり、イライラしたり、ニキビができたり、肩こりがひどくなったりと、体と共に心にも不調が現れる場合があります。
そこで今回は、腸活について見ていきたいと思います(^-^)
腸活とは
腸活とは、腸内環境を正常にして健康な体を手に入れることを言います。
腸には約1億個の神経細胞が存在し、これは脳の約150億個に次いで体内で2番目に多い数字。
これを元に、腸は「腸管神経系」と言う脳神経に似た組織を持っていることから、臓器の中で唯一、脳からの指令がなくても、独断で判断して動くことが可能と言われています。
また、心のバランスを保ち、幸福を感じやすくする脳内ホルモンのセロトニンは、実はその95%が腸内で生成されています。
セロトニンが不足すると、イライラしたり気分が落ち込みやすくなったりと、うつ病などの発症の原因となるため、腸内環境を整えセロトニンの生成がスムーズに行われるようにすることは、心身共に健康を保つためには欠かせません。
腸活の効果
多くの女性が悩むとして挙げるのが、「むくみ」や「冷え症」「便秘」「肩こり」「肌荒れ」そして「肥満」。
体を温めるためにお風呂にゆっくり浸かったり、ストレッチやマッサージをして血行をよくしたりコリの解消に努めているという方も多いと思いますが、その反面なかなか思うような効果が得られないことはないでしょうか。
そのような時は、腸活をすることでこれらの悩みを解決できるかも知れません。
腸の調子を整えることで、便秘解消は勿論ですが、便秘が解消されることで血行がよくなり、冷え症やむくみ、肩こり、肌荒れといった問題も一気に改善する可能性があります。
また、腸が活発に動くことで周辺の内臓が温まり、基礎代謝がよくなることからダイエット効果も期待できます。
腸活のキモは"水溶性食物繊維"と"オリゴ糖"にあり
腸内環境の改善に大切なのは、善玉菌を増やすこと。キーワードは「水溶性食物繊維」と「オリゴ糖」です。食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、重要なのは2つのバランス。意外にとりにくい水溶性食物繊維を意識すると、スムーズに便秘が改善され、悪玉菌を抑えることができます。またオリゴ糖は悪玉菌の餌になって、善玉菌を増やします。水溶性食物繊維とオリゴ糖をダブルでとれば、腸活は万全です。
〈水溶性食物繊維が豊富な食品〉
かぼちゃ、わかめ、さつまいも、オクラ、納豆 など
〈オリゴ糖が豊富な食品〉
枝豆、厚揚げ、さやいんげん、はちみつ、にんにく など
〈両方豊富な食品!〉
ごぼう、にんじん、豆腐、玉ねぎ
みそ汁でもっと手軽に腸活を♪
「外食続きで腸活食材がとれない」「何かもう少し食べたい…」
そんなときにおすすめなのが、腸を活性化させるみそ汁です。みそ汁は色々な食材を自由に組み合わせることができますので上記の食材を是非取り入れてみて下さいね(^-^)